11時00分現在の日経平均株価は17264.67円(前日比29.17円高)で推移している。20日の米国市場でNYダウは終日もみ合いとなり、40ドル安で取引を終えた。一方で、欧州中央銀行(ECB)による金融緩和の維持や予想を上回る米経済指標を受けて1ドル=104円台まで円安・ドル高が進み、本日の日経平均は48円高からスタートした。寄り付き後もおおむね小幅高水準で推移しており、市場では週末ながらしっかりした動きとの声が多く聞かれる。<br/><br/>個別では、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>などがしっかり。前日に記者会見を行った三菱自<7211>や業績観測の報じられたOLC<4661>の上げが目立ち、決算発表で注目された安川電<6506>も堅調に推移している。三井不<8801>などの不動産株は前日に続き買われている。また、神栄<3004>、平和不<8803>、JDI<6740>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、売買代金トップの任天堂<7974>は6%超の下落となっている。前日に新型ゲーム機「Nintendo Switch」を発表しているが、サプライズなしとの見方も聞かれる。新作ゲームを発表して前日買われたガンホー<3765>も急反落しており、その他トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、ソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>、NTT<9432>などがさえない。また、旭ダイヤ<6140>が東証1部下落率トップで、任天堂やガンホーも上位に顔を出している。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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