<br/><br/>【反発、欧州金融不安は和らぐもメガバンクは高安まちまち】3日(月)<br/><br/>■概況■16598.67、+148.83<br/>3日(月)の日経平均は反発。ドイツ銀行を巡る欧州金融不安が和らいだことにより、買い先行の展開となった。しかし、前場半ばに16652円まで上げ幅を広げた後はこう着。期待されていた銀行のリバウンドの鈍さなども手掛けづらくさせていたほか、午後に入りソフトバンクグ<9984>が下げに転じた影響もあったと考えられる。日銀短観では大企業の製造業の景気判断は、プラス6ポイントと、2期連続で横ばいとなるなか、市場の反応は限定的だった。大引けの日経平均は前営業日比148.83円高の16598.67円となった。東証1部の売買高は14億9684億円、売買代金は1兆6279億円だった。売買代金は9月6日以来の低水準。業種別で証券、精密、小売、食料品、金属、化学、海運、非鉄金属がしっかり。一方で鉱業、石油石炭、その他金融、不動産、保険が冴えない。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>トヨタ<7203>、キーエンス<6861>、ファーストリテイ<9983>、花王<4452>、ソニー<6758>が堅調。半面、ソフトバンクグが冴えないほか、任天堂<7974>、オリックス<8591>、川重<7012>が軟調。その他、メガバンクは高安まちまち。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【続伸、原油高のほか円安が安心感に】4日(火)<br/><br/>■概況■16735.65、+136.98<br/>4日(火)の日経平均は続伸。欧州金融リスクがくすぶるなか、原油相場の上昇のほか、9月の米ISM製造業景況指数が予想を上振れたことが材料視された。16600を回復して始まった日経平均は、円相場が1ドル102円台の円安に振れて推移していることも安心感につながり、じりじりと上げ幅を広げている。大引けの日経平均は前日比136.98円高の16735.65円となった。東証1部の売買高は15億6282億株、売買代金は1兆7528億円だった。業種別では鉄鋼、銀行、精密機器、鉱業、輸送用機器が堅調。一方で電力ガス、不動産、空運、食料品、その他製品が冴えない。<br/><br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>ノーベル医学・生理学賞の受賞者に、「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明した東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが選ばれたことから、バイオ関連の一角に個人主体の資金が集中。コスモバイオ<3386>がストップ高比例配分となったほか、タカラバイオ<4974>、小野薬<4528>が堅調。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【3日続伸、25日、200日線をクリア】5日(水)<br/><br/>■概況■16819.24、+83.59<br/>5日(水)の日経平均は3日続伸。利上げ観測の高まりから為替市場ではドル高/円安の流れとなるなか、買い先行で始まった。その後は25日線や200日線レベルでの強弱感が対立していたが、金融セクターや輸出セクターが堅調に推移するなか、9営業日ぶりに16800円を回復し、25日、200日線をクリアしている。大引けの日経平均は前日比83.59円高の16819.24円となった。東証1部の売買高は17億2075億株、売買代金は1兆8878億円だった。業種別では保険が上昇率トップだったほか、ゴム製品、輸送用機器、その他製品、パルプ紙、機械、電気機器、証券、銀行が堅調。一方で繊維が下落率トップ。水産農林、食料品、建設、電力ガス、情報通信、不動産が冴えない。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>トヨタ<7203>などメーカー各社が堅調だったほか、メガバンクや地銀、保険が強い動きとなった。一方、業績観測報道が嫌気された東レ<3402>が終日弱い値動きとなり、東京電力HD<9501>が一時400円を割り込む不安定な値動きだった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【4日続伸、原油高や円安を材料に17000円に迫る】6日(木)<br/><br/>■概況■16899.10、+79.86<br/>6日(木)の日経平均は4日続伸。原油高のほか、米9月ISM非製造業景況指数や製造業受注指数が予想を上振れたことが好感された。為替相場は1ドル103円台半ばと1ヶ月ぶりの円安水準となったことも材料視され、買い先行で始まった。16900円を回復して始まった日経平均は、じりじりと上げ幅を広げており、一時16971.28円まで上昇。その後は17000円接近で戻り待ちの売り圧力も意識されるなか、こう着感の強い相場展開に。大引けの日経平均は前日比79.86円高の16899.10円となった。東証1部の売買高は17億244万株、売買代金は1兆8673億円だった。業種別では鉱業が上昇率トップ。5日の原油先物相場は2%を超える上昇となり、節目の1バレル50ドル回復が目前に迫った。保険は引き続き再編への思惑が手掛かり材料となっているようである。その他、石油石炭、証券、倉庫運輸、パルプ紙、空運、繊維が上昇。一方で、サービス、その他製品、非鉄、小売が小安く推移している。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>ファナック<6954>が大幅続伸で7月末の戻り高値を捉えている。その他、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>が日経平均をけん引。一方で、KDDI<9433>が冴えない。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【5日ぶり反落、小売など内需系が冴えない展開に】7日(金)<br/><br/>■概況■16860.09、-39.01<br/>7日(金)の日経平均は5日ぶり反落。米雇用統計を控え、足元で4日続伸で400円の上昇をみせていた反動から利益確定の売りが先行。一方で、原油先物相場は3ヶ月ぶりに節目の50ドルを回復したほか、米利上げ観測から円相場は1ドル103円台後半と円安に振れて推移するなか、下を売り込む流れにもならず、こう着感の強い相場展開だった。大引けの日経平均は前日比39.01円安の16860.09円となった。東証1部の売買高は15億1229万株、売買代金は1兆6559億円だった。業種別では海運、ゴム製品、鉱業、保険、石油石炭が上昇。一方で、小売、不動産、情報通信、建設が下落。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>7&I-HD<3382>が5%超の下落となった。H2Oリテイ<8242>との提携も今後の展開を見極めたいとのムードに。一方で、H2Oリテイは3%を超える上昇だった。その他、ファーストリテ<9983>、ユニー・F<8028>、イオン<8267>などが重しに。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>

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