本日のマザーズ市場は、海外株高や為替円安、原油高など外部環境の改善が進む中で、全体相場の先高期待から買い先行で始まったものの、主力大型株が総じて選好される形にもなり、その後の上値は重かった。直近上場銘柄を中心に活発な値幅取りが向かった銘柄も多く、売買代金も膨らむ形となったが、幅広い銘柄で売りが優勢となった。なお、マザーズ指数は4日続伸、売買代金は概算で1220.02億円。騰落数は、値上がり92銘柄、値下がり128銘柄、変わらず7銘柄となった。売買代金は7月14日以来の高水準となっている。<br/> 個別では、ブランジスタ<6176>が連日の急伸となったほか、がん個別化医療AIシステムの開発を開始すると正式に発表したFRONTEO<2158>も急反発。また、チェンジ<3962>、リファインバース<6531>、串カツ田中<3547>、シンクロフード<3963>、DigitalI<6533.T>、Gファクトリー<3474>、インソース<6200>など直近IPO銘柄も幅広く上値追いの動きとなった。新浪国際・日本グループとの業務提携を発表したホットリンク<3680>も買い先行、AppBank<6177>、モバファク<3912>なども急伸している。一方、SOSEI<4565>は堅調だったものの、ナノキャリア<4571>、アンジェス<4563>、ヘリオス<4593>などバイオ関連で伸び悩みの動きが散見された。シルバーエッグ<3961>は反落で、JIGーSAW<3914>、メタップス<6172>、エナリス<6079>などもさえない動きに。

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