日経平均は続伸。欧州金融リスクがくすぶるなか、原油相場の上昇のほか、9月の米ISM製造業景況指数が予想を上振れたことが材料視された。16600を回復して始まった日経平均は、円相場が1ドル102円台の円安に振れて推移していることも安心感につながり、じりじりと上げ幅を広げている。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比136.98円高の16735.65円となった。東証1部の売買高は15億6282億株、売買代金は1兆7528億円だった。業種別では鉄鋼、銀行、精密機器、鉱業、輸送用機器が堅調。一方で電力ガス、不動産、空運、食料品、その他製品が冴えない。<br/><br/>個別では、ノーベル医学・生理学賞の受賞者に、「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明した東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが選ばれたことから、バイオ関連の一角に個人主体の資金が集中。コスモバイオ<3386>がストップ高比例配分となったほか、タカラバイオ<4974>、小野薬<4528>が堅調。

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