東京証券取引所は23日、SJI<2315>の特設注意市場銘柄の指定解除及び管理銘柄(審査中)の指定を9月24日付けで解除すると発表した。同社は、2015年1月30日に不適切な会計処理に関する第三者委員会の調査報告書を開示するとともに、同年2月6日に過去の決算短信等の訂正を開示。内部管理体制は十分な実効性を有していなかったとして、2015年2月25日に特設注意市場銘柄に指定されていた。<br/><br/>当該指定から1年6ヶ月を経過した後に提出した内部管理体制確認書による確認では、親会社グループとの取引を一元管理するとともに、再整備された社内規定等の役職員への周知が図られているなど、社内規定の整備・遵守状況に改善が認められたほか、取引の一元管理は内部監査室を中心に行われており、その情報が監査役会と共有されることで監査の有効性が高まっていると判断された。<br/><br/>さらに、適時開示部門の体制強化が適切に行われていること、各取締役及び監査役が相互に牽制機能を発揮している状況が確認できたとも発表されている。その他、特設注意市場銘柄指定となった原因の改善状況を含め、内部管理体制等に問題があると認められなかった。<br/><br/>

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