<8628> 松井証券 871 -74大幅反落。一昨日に中間期の配当予想を発表している。一株当たり13円としており、前年同期の25円との比較で減配になることがマイナス材料視されているようだ。期末配当金は未定としている。市場想定よりも低めの水準とみられ、短期業績への不透明感にもつながる格好とみられる。なお、配当の基本方針として、配当性向60%以上100%以下、純資産配当率7%以上としている。<br/><br/><3193> 鳥貴族 2309 +130大幅反発。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューも2700円から3000円に引き上げている。業績予想の引き上げを評価引き上げの主因としている。直営店の店舗数純増ペースの見直し、知名度向上などにより、新店の順調推移、既存店の堅調推移を予想、17.7期営業利益は従来予想の16億円から19.5億円に引き上げているもよう。<br/><br/><2124> JACリクルート 1183 +123急伸。一昨日に発表した8月の月次動向が好感材料視されている。売上高は前年同月比22.6%増、6月にはいったん同7.1%増にまで伸び率が鈍化していたものの、7月、8月と同2割増にまで再拡大しており、過度な成長鈍化への警戒感が後退する格好になっていると見られる。全般的に内需成長株に資金が向かっていることも支援に。<br/><br/><4716> 日本オラクル 5730 -200大幅続落。一昨日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は113億円で前年同期比1%増益、コンセンサスは5億円程度下回ったものとみられる。インパクトは限定的ながらも市場予想を下振れたこと、既存事業の先行指標となる新規ライセンスの売上高が2四半期連続で前年比マイナスとなったことなどが弱材料視されているもよう。<br/><br/><6875> メガチップス 2118 +210大幅続伸で高値更新。マッコーリー証券が投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を2475円としている。任天堂ビジネスの増大がけん引役となって、営業利益は17.3期の15億円から20.3期には88億円まで拡大と予想のようだ。なお、18.3期営業利益は市場コンセンサスの25億円に対して、マッコーリー証券では33億円を想定している。<br/><br/><3632> グリー 585 -3伸び悩み続落。先週末に第1四半期業績の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の10億円から24億円に増額、新規タイトル「ソードアート・オンラインメモリー・デフラグ」などゲーム事業の好調推移、費用削減の進行が背景となっている。変化率は大きいものの、足元の業績上振れは想定線であり、前年同期比では減益でもあるため、短期的な出尽し感とも捉えられる形に。<br/><br/><4912> ライオン 1568 +86大幅続伸。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価は1770円としている。第2四半期決算後の株価調整は十分進んだと判断、再度買いの好機と考えているもよう。「眠れる獅子」から「百獣の王」への進化はいまだ道半ばであり、同社の潜在能力を考えれば、少なくとも営業利益率10%は可能と指摘している。<br/><br/>メガバンク揃って売り先行。一昨日は日銀金融政策決定会合の結果発表を受けて株価が急伸、マイナス金利の深掘り見送り、ETFの買い入れ対象のウェイト変更などが好感される格好に。ただ、株価の急伸で銀行株へのプラス効果は織り込んだとの見方から、本日は戻り売りが先行する形にも。SMBC日興証券では、一昨日の株価上昇でマイナス金利深掘り実質凍結に近い水準を織り込んだと指摘。

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