本日のマザーズ市場は、利益確定売り優勢の展開となった。これまで材料株やテーマ株の循環物色が続いていたが、本日は米アップルのイベントで新作ゲームを発表した任天堂<7974>や、ディーエヌエー<2432>などの関連銘柄に物色が向かった。また、直近で物色の柱となっていた銘柄において信用規制が実施されたことも重しとなった。なお、マザーズ指数は9日ぶり反落、売買代金は概算で812.90億円。騰落数は、値上がり111銘柄、値下がり103銘柄、変わらず9銘柄となった。<br/> 個別では、売買代金トップのSOSEI<4565>や、ミクシィ<2121>、EG<6050>、サイバーダイン<7779>、シリコンスタ<3907>などがさえない。また、本日より信用規制が実施されたイード<6038>が15%安、モブキャス<3664>が7%超安となり、マザーズ下落率上位に並んだ。イードはVR(仮想現実)関連として直近で人気化していた。同様にVR関連のカヤック<3904>も利益確定売りに押された。一方、モバファク<3912>やCRI・MW<3698>はもみ合いとなったが終値でプラスを確保した。任天堂関連に位置付けられているAppBank<6177>や、日瓦斯<8174>との資本業務提携を発表したメタップス<6172>は大きく買われる場面があった。JIG−SAW<3914>は引けにかけて強含んだ。また、ゲームの順調なダウンロード数推移が材料視されたアクセルマーク<3624>、業績予想の上方修正を発表したPRTIMES<3922>は10%超の大幅高となった。

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