<br/>30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。<br/><br/>■株式見通し:大幅高の反動も下値の堅さは意識されやすい<br/>■外資系証券の注文動向:差し引き270万株の買い越し<br/>■前場の注目材料:自動運転車関連への物色<br/><br/><br/><br/>■大幅高の反動も下値の堅さは意識されやすい<br/><br/>30日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。29日の米国市場は年内利上げ観測を背景に金融セクターを中心に買いが先行し、NYダウ、ナスダックともに上昇。ただし、シカゴ日経225先物は大阪比30円安の16700円だったほか、円相場は1ドル101円台後半での推移となっている。日経平均は前日に一時400円を超える上昇となった反動も意識されやすく、円安一服もあって利食い優勢の展開になりそうだ。<br/><br/>もっとも、米国市場は年内利上げを織り込むなかで金融セクターが上昇するなど、ポジティブな評価に動いてきており、米国市場の先高期待が高まりやすい。これにより自動車やハイテクセクターなどへの物色が意識されやすく、下値の堅さは意識されやすいだろう。<br/><br/>物色の流れとしては昨日の反動はあるものの、自動車やハイテクセクターは引き続き注目されよう。ZMPフォーラムを控え、自動運転車関連への注目が高まりそうである。また、JPX400の銘柄入替えに伴うインデックス売買へも関心が向かうことになりそうだ。<br/><br/><br/>(株式部長・アナリスト 村瀬智一)<br/><br/><br/><br/>■外資系証券の注文動向:差し引き270万株の買い越し<br/><br/>朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り250万株、買い520万株、差し引き270万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。<br/><br/><br/>8月23日(火):50万株の売り越し<br/>8月24日(水):210万株の買い越し<br/>8月25日(木):610万株の売り越し<br/>8月26日(金):640万株の売り越し<br/>8月29日(月):650万株の買い越し<br/><br/><br/><br/>■前場の注目材料<br/><br/>・NYダウは上昇(18502.99、+107.59)<br/>・NY原油は下落(46.98、-0.66)<br/>・自動運転車関連への物色<br/>・7月建設受注額、13.8%減<br/>・保育関連銘柄などにも関心<br/><br/><br/>☆前場のイベントスケジュール<br/><br/><br/><国内><br/>・08:30 7月完全失業率(予想:3.1%、6月:3.1%)<br/>・08:30 7月有効求人倍率(予想:1.38倍、6月:1.37倍)<br/>・08:30 7月全世帯家計調査・支出(前年比予想:-1.5%、6月:-2.2%)<br/><br/><br/><海外><br/>・10:30 豪・7月住宅建設許可件数(前月比予想:+1.1%、6月:-2.9%)<br/><br/><br/>

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