【日経平均は大幅に3日続落、下げ幅582円に広げ16000円割れ目前に】13日(月)

■概況■16019.18、-582.18
13日(月)の日経平均は大幅に3日続落。原油相場の下落や英国の欧州連合(EU)離脱問題への警戒感の高まりなどから、前週末の欧州市場では主要指数が軒並み2%を超える下落となった。米国市場ではNYダウが119ドル安となり、日経平均もこうした流れを受けて282円安からスタートした。寄り付き後も円高進行とともに下げ幅を拡大する展開で、後場には為替相場が1ドル=105円台に突入し、日経平均は16000円割れ目前まで下落して安値引けとなった。東証1部銘柄の97%が下落する全面安の展開だった。大引けの日経平均は前週末比582.18円安の16019.18円となった。東証1部の売買高は18億7631万株、売買代金は1兆8518億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、鉱業が5%超下落したほか、鉄鋼、その他金融業、証券などがきつい下げとなった。


◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソニー<6758>などの売買代金上位は全般下落。日立<6501>やマツダ<7261>は6%安と下げが目立った。一部証券会社の目標株価引き下げが観測されたSUMCO<3436>は8%安。前週は物色が向かっていた中小型株にもリスク回避の売りが広がり、Vテク<7717>は7%超の下落に。また、第1四半期の大幅減益決算を受けてポールHD<3657>が急落し、ホクリヨウ<1384>、サムコ<6387>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、日経平均構成銘柄では東京ドーム<9681>のみ上昇。第1四半期決算と通期純利益見通しの上方修正を発表している。カルソカンセ<7248>は日産自<7201>による株式売却にファンドなどが応札との報道を受けて買われた。また、前期業績が計画を大幅に上回った日東網<3524>が20%超の大幅高となり、イーブック<3658>、福井コンピ<9790>などとともに東証1部上昇率上位となった。


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【日経平均は4日続落、リスク回避ムード続き16000円割れ】14日(火)

■概況■15859.00、-160.18
14日(火)の日経平均は4日続落。週明け13日の海外市場では、英国の欧州連合(EU)離脱問題への懸念からリスク回避の流れが続き、NYダウは132ドル安と連日で3ケタの下落となった。こうした流れを受けて日経平均は17円安からスタートすると、プラス圏に浮上する場面も見られたが、節目の16000円を割り込み下げ幅を拡大する展開となった。後場には一時15762.09円(前日比257.09円安)まで下落する場面があった。規模別では前週まで堅調だった中小型株の下げが目立った。大引けの日経平均は前日比160.18円安の15859.00円となった。東証1部の売買高は19億7603万株、売買代金は1兆9892億円だった。業種別では、証券、銀行業、水産・農林業、医薬品、食料品が下落率上位だった。一方、上昇したのは電気・ガス業のみだった。


◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>などが軟調。JT<2914>、小野薬<4528>は3%超の下落。新興市場も含めバイオ株の下げが目立ち、PD<4587>は8%安と急落した。また、NEXYZ.<4346>は子会社のブランジスタ<6176>がストップ安となったことに連れて18%近い下落となり、サイバネット<4312>、ベリサーブ<3724>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、ソニー<6758>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>がしっかり。KDDI<9433>は小幅高。業績観測が報じられたしまむら<8227>は2%高に。また、アイオデータ<6916>、Eギャランティ<8771>、東建コーポ<1766>などが東証1部上昇率上位となった。



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【日経平均は5日ぶり反発、自律反発も重要イベント控え上値重く】15日(水)

■概況■15919.58、+60.58
15日(水)の日経平均は5日ぶり反発。14日の欧米市場が英国の欧州連合(EU)離脱問題への懸念などから引き続き軟調だった流れを受け、日経平均は59円安からスタートすると朝方には一時15752.01円(前日比106.99円安)まで下落した。ただ、前日までの4営業日
で計971円下げていただけに、為替相場が1ドル=106円台前半で落ち着きを見せていることや、日米の重要イベントを控えていることから買い戻しが入り、プラスへと切り返した。前引けにかけて16000円に迫る場面もあったが、上値は重く伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比60.58円高の15919.58円となった。東証1部の売買高は19億3842万株、売買代金は1兆9253億円だった。業種別では、保険業、輸送用機器、電気機器が上昇率上位だった。一方、電気・ガス業、建設業、石油・石炭製品が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
個別では、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>、みずほ<8411>などがしっかり。東芝<6502>は商いを伴って7%を超える上昇。複数の証券会社で投資評価や目標株価の引き上げが観測されている。通期決算発表で市場予想を上回る今期見通しが好感されたツルハHD<3391>は8%超の上昇。前日きつい下げとなったバイオ株だがPD<4587>などが急反発した。また、サクセスHD<6065>、ファストロジク<6037>、ジェイコムHD<2462>などが東証1部上昇率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>、KDDI<9433>、NTTドコモ<9437>などが軟調。また、一部証券会社が投資評価を引き下げた関西電力<9503>のほか、ピエトロ<2818>、ヤマダSXL<1919>などが東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は大幅反落、日銀の金融政策据え置きで一時500円超の下落】16日(木)

■概況■15434.14、-485.44
16日(木)の日経平均は大幅反落。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きが決定され、早期利上げ観測の後退から為替市場で円高・ドル安が進んだ。本日の日経平均は48円安からスタートしたが、前場は日本銀行・金融政策決定会合の結果発表を控えて積極的な売買が手控えられるなか、円高進行が重しとなり下げ幅を広げた。前引け後に日銀が金融政策の現状維持を決定したことが伝わると、為替相場は1ドル=104円割れ寸前まで円高に振れ、後場の日経平均は一時15395.98円(前日比523.60円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比485.44円安の15434.14円となった。東証1部の売買高は22億0924万株、売買代金は2兆1355億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、不動産業が4%超下落したほか、非鉄金属、ガラス・土石製品、ゴム製品、機械が下落率上位だった。



◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>など売買代金上位は全般下落。前場堅調だったソフトバンクグ<9984>やファーストリテ<9983>も後場マイナスに転じた。円高進行が嫌気され日産自<7201>が4%安、富士重<7270>が5%安と自動車株は軟調だった。アップル関連株も売られアルプス電<6770>は6%安。マザーズ指数がきつい下げとなったことに連れPD<4587>は7%安に。また、gumi<3903>、インタワクス<6032>、M&Aキャピ<6080>などが東証1部下落率上位となった。一方、日経平均構成銘柄では日製鋼所<5631>、りそなHD<8308>のみ上昇。また、一部証券会社の新規買い推奨が観測されたSMS<2175>や、生化学<4548>、さくら<3778>などが東証1部上昇率上位となった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の3%程度にとどまった。


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【日経平均は反発、一時340円上昇も重要イベント控え伸び悩む】17日(金)

■概況■15599.66、+165.52
17日(金)の日経平均は反発。前日の米株高や為替相場の円高一服に加え、日米欧の主要中央銀行がドル資金の緊急供給を検討と報じられたことや、寄り付き前に財務省・金融庁・日本銀行が当局者会議を開催すると伝わったことなどが材料視され、日経平均は197円高からスタートすると、前場に一時15774.87円(前日比340.73円高)まで上昇する場面があった。ただ、来週23日に欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国の国民投票を控え様子見ムードも強く、円高修正が一服するとともに日経平均も伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比165.52円高の15599.66円となった。東証1部の売買高は23億9738万株、売買代金は2兆4744億円だった。業種別では、輸送用機器、鉱業、ガラス・土石製品が上昇率上位だった。一方、下落したのは陸運業、水産・農林業、不動産業など5業種だった。


◆注目銘柄◆
三井住友<8316>、JT<2914>、三菱UFJ<8306>、ファナック<6954>、ソニー<6758>などがしっかり。為替相場の落ち着きが好感されトヨタ自<7203>や富士重<7270>といった自動車株は2%超の上昇。KDDI<9433>は3%超の上昇となり指数をけん引した。燃費不正問題での賠償方針が伝わった三菱自<7211>は後場急伸。また、第1四半期決算と業績予想の上方修正を発表した西松屋チェ<7545>が17%を超える上昇となり、日東紡<3110>、ヨロズ<7294>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、ソフトバンクグ<9984>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>、三井不<8801>、村田製<6981>などが軟調。小野薬<4528>やJR東海<9022>は2%超の下落に。また、ファストロジク<6037>、PCDEPOT<7618>、郵船ロジ<9370>などが東証1部下落率上位となった。


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