11時00分現在の日経平均株価は16123.69円(前週末比477.67円安)で推移している。原油相場の下落や英国の欧州連合(EU)離脱問題への警戒感の高まりなどから、前週末の欧州市場では主要指数が軒並み2%を超える下落となった。米国市場ではNYダウが119ドル安となり、日経平均もこうした流れを受けて282円安からスタートした。寄り付き後も下げ幅を拡大する展開で、一時16095.89円(同505.47円安)まで下落する場面があった。足元では下げが一服し、16100円水準でのもみ合いとなっている。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソニー<6758>などの売買代金上位は全般下落。日立<6501>やマツダ<7261>は5%安で推移している。前週まで物色が向かっていた中小型株にもリスク回避の売りが広がり、Vテク<7717>は8%前後の下落に。また、前週末に発表した第1四半期決算が大幅減益となったポールHD<3657>が急落し、ホクリヨウ<1384>、アイロムG<2372>などとともに東証1部下落率上位となっている。一方、売買代金上位では花王<4452>が逆行高。一部証券会社の目標株価引き上げが観測されている。また、前期業績が計画を大幅に上回った日東網<3524>が大幅高となり、イーブック<3658>、ヨコオ<6800>などとともに東証1部上昇率上位となっている。


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