25日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.58ポイント(0.23%)安の2815.09ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、6.92ポイント(0.23%)安の2946.50ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場は上昇。上海B株指数は0.12ポイント(0.03%)高の336.69ポイント、深センB株指数は3.16ポイント(0.30%)高の1039.21ポイントで終了した。

薄商いが続くなか、市場の先行き不安がくすぶる。上海証券取引所の売買代金は概算で1178億人民元に低迷し、12営業日連続で1500億人民元を下回った。元安進行も警戒される。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元の対米ドル基準値を約5年2カ月ぶりの元安水準に設定。外国為替市場でも元の下落基調に歯止めがかかっていない。海外投資家の資金引き揚げ懸念も広がる。政策期待のある銘柄などに買いが入り朝方は小高く推移していたものの、上値は重く、引けにかけてマイナスに転じた。

業種別では、空運株の下げが目立つ。中国国際航空(601111/SH)が4.9%安で引けた。不動産株やインフラ関連株、非鉄関連株、自動車株、発電株もさえない。バイオ関連株や消費関連株の一角も下げた。

【亜州IR】



<ZN>