本日のマザーズ市場は、前週末まで指数をけん引した主力のSOSEI<4565>が上げ一服となったものの、他のバイオ株やテーマ株、材料株に積極的な買いが入った。マザーズ指数は13年5月以来の高値水準となっており、利益確定の動きもあって商いは活発となった。ただ、こうした売りをこなしてマザーズ指数は上げ幅を拡大する展開となった。なお、マザーズ指数は大幅に4日続伸、売買代金は概算で2183.54億円。騰落数は、値上がり164銘柄、値下がり52銘柄、変わらず5銘柄となった。
 個別では、マザーズ売買代金トップとなったSOSEIは朝高後に伸び悩み、結局小幅高で取引を終えた。ただ、バイオ株のグリーンペプタイド<4594>、サイバーセキュリティ関連のアークン<3927>やFFRI<3692>、人工知能関連のロゼッタ<6182>、VR関連の材料が観測されたCRI・MW<3698>はストップ高となった。ジグソー<3914>はリリースが手掛かりとなり上場来高値を大きく更新。ALBERT<3906>、MDNT<2370>、ジェネパ<3195>、モルフォ<3653>などは10%を超える大幅高となった。その他、アンジェス<4563>、アカツキ<3932>、インベスターズクラウ<1435>、ナノキャリア<4571>、サンバイオ<4592>などが堅調だった。一方、ブランジスタ<6176>、UMN<4585>、MRT<6034>などが軟調。また、Fブラザーズ<3454>、ハイアス・アンド・カ<6192>、シリコンスタ<3907>がマザーズ下落率上位となった。

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