昨日日銀が大規模な金融緩和策を維持することが発表されましたね。
黒田総裁は記者会見で価安定の目標とする消費増税の影響を除いた消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く)の上昇率2%の達成時期について「(エネルギー価格の影響がほぼなくなる)2016年度前半ごろ」と、これまでの「15年度を中心とする期間」から後ずれさせた。物価の中心的な見通しについては「不確実性が大きく、下振れリスクが大きい」とした。
予想ではしないだろうというメディアもたくさんありましたが、2%の物価上昇率の実現に向けて維持を決定したんですね( ´ ▽ ` )ノ
まずそもそも、
「金融政策」という用語は、英語のマネタリー・ポリシーの訳語です。
日銀の行っている金融緩和とは、世の中に出回っている貨幣の量を増やすことです。そして貨幣の量は景気や物価とすごく関係があります。
金融緩和の面白いたとえ話を見つけたので引用します( ^_^)/
↓ ↓ ↓
例をあげますと、
金が貨幣だった時代(金本位制と呼びます)を考えてみましょう。金本位制の時代に貨幣量を手っ取り早く増加させる方法は、金山の発見でした。金を採掘して金貨を発行すると、貨幣の量が増加します。金山を発見した人は、当然お金持ちになり、豊かな生活が出来ることでしょう。日本の昔話の花咲爺さんの世界です。花咲爺さん一人だとその効果は大きくはありません。しかし、大規模な金山が発見されたら、社会全体の景気が良くなるわけです。これを現代的に表現すると”金融緩和で貨幣の総量が増加して景気が良くなる”となるわけです。
http://www.resona-gr.co.jp/resonabank/resona_style/mi/30/ より
ですから金融緩和策がとられると、需要と供給の関係から、
売られる通貨は弱くなり、買われる通貨は強くなります。
そして金融緩和で円安となれば、
外国目線だと安くで輸入が可能になるため、日本からたくさん物を輸入します。
つまり米ドル建てで輸出する企業は、決済で得たドルを円に両替した時点で受取る円が増加するため企業収益にプラスとなります ♪(´ε` )
つまり円安は、景気好転と輸出企業の企業収益という2つのルートで株価を持ち上げる要因となるのです。
現在も日経平均株価が15年ぶりに20000円台に回復して、
「金融緩和最強じゃん🎶」 という意見も多いですが、
金融緩和が必ずしも上記で述べたような結果になるとは限りません。
むしろすべて100%が思い通りになっている国などありません。( ; ; )
そのことについては、
金融緩和に対する反対意見の記事も何個かリンクを貼るので、
興味のある方は是非読んでみてください。
http://toyokeizai.net/articles/-/68198
http://www.sankei.com/premium/news/150429/prm1504290019-n5.html
http://www.asahi.com/articles/ASGB052ZHGB0ULFA01N.html
でも僕は今の日銀の政策は成功しているので、
維持に賛成しています( ´ ▽ ` )ノ ← どの立場w
みなさんはどう思いますか???
たくさんのコメント宜しくお願いします^^