ADVFN Logo ADVFN

Hot Features

Registration Strip Icon for discussion 登録して、同じ考えを持つ投資家と議論するためのアクティブなフォーラムで相互作用するためのアクティブなフォーラムに参加してください。

2017年12月15日の日経概況

Share On Facebook
share on Linkedin
印刷

2017年12月15日の東京株式市場は続落しました。

©

終値は前営業日比141円23銭(0.62%)安の2万2553円22銭でした。

本日の日本市場内部の材料による下落でした。

楽天が携帯事業に参入するとのニュースが伝わり、

14日に通信大手3社が急落、本日は暴落の様子を演出しました。

14日だけで1兆円近くの時価総額がなくなるなど、

市場の重しとなりました。

しかし、本日の動きをみるとそこまで悲観する必要はないようです。

その理由は?本日も最後までしっかりお読みください。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【米国市場の動向】

 

米国市場は反落しました。

ダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反落して

前営業日比76ドル77セント安の2万4508ドル66セント、

ナスダック総合株価指数も反落して、

前営業日比19.273ポイント安の6856.526で取引を終えました。

 

前日までに過去最高値を4日続けて更新するなど、

利益確定の動きが出やすいタイミングで会った上に、

政局不安が市場を押し下げました。

 

与党共和党の中核の1人であるライアン米下院議長が

来年の中間選挙後に引退を検討していることが報じられ、

政権の先行きに対する不透明感が広がりました。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の動向】

 

日本市場は変動性の高い動きになりました。

朝方は米国市場の下落や円高傾向を反映して

わかりやすく下落、下落幅は200円を超えました。

 

午後に入ると日銀のETF買いへの期待と

個別銘柄への物色を背景に急騰、50円高まで戻しましたが、

再び141円下げまで押されました。

 

楽天の携帯参入ニュースを材料に情報・通信業の暴落が続き

下落率1位に、精密機器、電気機器などの業種には売りが入りました。

上昇率上位には水産・農林業、小売などの内需関連が並びました。

 

日経の日足は上下ひげを持つ陰線を形成しました。

上ひげの方が長く、下げの圧力が強まっています。

安値では節目になる25日線と転換線を一気に割り込みましたが、

さすがに一回は支えたい気持ちで

25日線の上に戻って本日の取引を終えました。

 

これで23,000円で壁にぶつかるのが3回目となり、

年末に向けては来週の動き次第で弱気が続くのかが

判明されることだと予想します。

 

週足では陰線引けですが、先週の高値と安値を切り上げる

上昇の形になりました。

11/2週からの持ち合いの領域はまだ抜け出せてない領域で

来週も上値を抜けないと、年末までで強い上昇相場は出現しなさそうです。

 

東証1部の売買代金は概算で3兆3299億円、

8日以来の3兆円台乗せになりました。

売買高は18億4421万株、東証1部の値下がり銘柄数は1343、

値上がりは629、変わらずは81銘柄でした。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

前日は「年末までは内需株に見直しが入る可能性が高くなりました。」

と解説、本日は早くもその動きが現れました。

内需関連銘柄が物色され市場を支える一方、

半導体関連や携帯関連銘柄には売りが進んでいます。

 

来週は年末までの相場を決める週になりますが、

基本的には上値が重く、あげにくい相場になる見通しです。

FOMCを通過して日銀金融政策決定会合以外に

目立ったイベントはない中、

上昇をリードするような材料が見当たりません。

 

それにクリスマス休暇が近づいてくることで

外国人投資家はすでに「心ここにあらず」状態になり、

ポジションを閉じる動きの方が強まります。

 

円安を支援するような材料も見当たらない中、

市場の関心は引き続き内需株にうつりやすいので、

継続して注目です。

 

また、暴落が続いた携帯3社は戻りを試す展開になるので、

内需とともに注目してみましょう。

 

いよいよクリスマスシーズンに突入です。

「クリスマスが終わったらなにを流すだろう?」と心配になるほど

流れていたお店のキャロルも後10日です。

よい週末を!

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【各市場の動き】

日経平均(円)    22,553.22    -141.23(-0.62%)

NYダウ       24,508.66    -76.77(-0.31%)

ドル・円      112.17 – 112.18   -0.59(-0.52%)

ユーロ・円     132.28 – 132.32   -0.96(-0.72%)

 

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

ADVFN.comサイトのブログは、独立した金融解説のためのものです。これらのブログは、共通キャリア·プラットフォームを介して独立した著者によって提供されており、ADVFN PLCの意見を表すものではありません。 ADVFN PLCは、これらの記事を編集、承認等しないため、その責任を負わず、また、第三者が、これらの情報に頼ることに対して一切の保証はいたしません。 ADVFN.comサイトにおける情報は、一般的な情報と使用目的のためのもので、特定の要件に対応するものではありません。

コメントを書く

 

最近閲覧した銘柄

Delayed Upgrade Clock