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2017年10月13日の東京株式市場は9日続伸しました。
終値は前営業日比200円46銭（0.96％）高の２万1155円18銭でした。
9日続伸で2016年12月の9日続伸記録に並びました。
１９９６年１１月以来21年ぶりに21,000円を突破して
さらに上昇、あっさりと21,000円固めに入る様子です。
来週も堅調な動きが期待される中、日米の決算発表も本格化、
その結果によって調整入りのタイミングと深さが決まります。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落して
前営業日比31ドル88セント（0.1％）安の２万2841ドル01セント、
ナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落して、
前営業日比12.038ポイント（0.2％）安の6591.510で取引を終えました。
前日まで最高値を更新してきたことから、
利益確定を優先する動きになりましたが、
決算への期待より下値を切り下げるほどの下落にもなりませんでした。
決算発表時期の相場らしい様子になってきて、
市場をリードするような材料が乏しい中
好業績を発表した銘柄に物色が進みました。
終値では下落したものの、
上昇する場面もあるなど、方向感のない展開になったというのが
正しい見方といえるでしょう。
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【日本市場の動向：ファンダメンタル】
シカゴのCME日経平均先物は小幅に続伸して、
12月物は前営業日比35円高の２万0980円で引けました。
大阪取引所の終値を30円上回りました。
ＳＧＸ日経平均先物は小幅に買いが先行してスタート、
15円高の２万0965円で寄り付きました。
日本平均は米国市場が方向感の乏しい動きになったことを受け、
迷いが強く４円高の２万0959円で寄り付きました。
10時を過ぎると上昇幅を拡大して、21,000円台を突破、
一時的に達成感から売りに回る場面もありましたが、
午後に入ると、上昇幅が拡大しました。
250円以上あげる場面もありましたが、
落ち着きを取り戻し、21,155円で今週の取引を終えました。
21,000円を21年ぶりに突破して高値を形成した記念すべき日です。
東証１部の売買代金は概算で３兆2810億円、
10月物のSQ算出に伴う売買も入った結果で大きな盛り上がりになりました。
売買高は18億4795万株、東証１部の値上がり銘柄数は1206、
値下がりは723、変わらずは101銘柄でした。
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【日本市場の動向：テクニカル分析】
日経の日足は上下ひげを持つ中陽線を形成しました。
前日の日足は迷いに入る形でしたが、本日の動きでさらに
上に向かっての動きが軽くなることを表してくれています。
上値ではボリンジャーバンドの+2σを一旦超えると
そこで止まり、上昇幅を縮小させました。
前日の迷いから力強い形で抜けたこと、
21,000円の節目をあっさりと通過したことで
上昇は加速しました。これからも軽い動きが期待されます。
21年ぶりの高値を通過した達成感から
一回下がることもありますが、このようなトレンドでは
トレンド転換も早くなるので、
次の転換でも大胆に入っていく行動は求められます。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
21年ぶりの歴史に立ち会うことができました。
現在の価格に戻るのに21年かかり、21,000円を突破。
長かったですね。
日本株の最高値はまた別のところにあり、
1989年12月29日の大納会には、史上最高値38,957円44銭を付けています。
皆さまもご存知、「資産価格が適切な理由もなく、上昇を続ける：バブル」です。
この場面でも買っていけない、流れに乗れない投資家はいることで、
昨日はそのことについて私の考えを述べました。
買ってそのまま置いておけばよかった！といえるのは、
結果が分かっているので言えることであって、
上昇を始める時に気づくのは中々難しいことです。
来週の日経は「堅調な動きの中、調整のタイミングを探る」です。
日本市場にはすでに過熱感が漂い、米国市場も活況の真っ最中、
やはり高値圏からの調整入りが警戒されています。
本格化され始めた米国決算発表で、上方修正が続き
世界がリスクオンムードになることをサポートしてくれれば、
また、日本市場も堅調な実績を発表してくれそうなら、
まだ上昇の余地は残されています。
しかし、日米、両市場とも過熱感があるのは間違いなく、
どちらかが売りにまわる（だいたいは米国が主導しますが）と、
一気に調整に入る可能性は高いことを念頭に入れてください。
急に寒くなって風邪ひきやすいですね。
元気な姿で来週もお会いしましょう。
よい週末を！
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【各市場の動き】
日経平均(円)
21,155.18 +200.46 +0.96%
NYダウ(ドル)
22,841.01 -31.88 -0.13%
ドル(円)
111.96-97 -0.26円高 -0.23%
ユーロ(円)
132.42-46 -0.75円高 -0.56%
ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。
