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2017年9月25日の日経概況

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2017年9月25日の東京株式市場は小幅に反発しました。

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終値は前営業日比101円13銭(0.50%)高の2万0397円58銭でした。

米国市場は反落しましたが、下値がしっかり、

欧州の方ではドイツの選挙結果が出て

安心感からドル高・円安が進み、日本株にもポジティブな風が吹きました。

選挙を前にした日本にも政策に対する期待から

株価を押し上げられてはじめています。

本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

 

米国市場は小幅の続落と反発、まちまちな動きになりました。

ダウ工業株30種平均は2日続落して

前営業日比9ドル64セント安(-0.04%)の2万2349ドル59セント、

ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発して、

前営業日比4.229ポイント(0.1%)高の6426.922で取引を終えました。

 

両指数とも0.1%以内の変動幅で、迷いが強くなる様子です。

反落はしたものの全体が売られる訳ではなく、

一部の影響力の大きい銘柄が売られることによる指数の圧迫とみるのが正しいでしょう。

 

新型iPhoneへの期待から買われ続けたアップルは

調整局面に入り、この日も売られた結果、

医療保険のユナイテッドヘルス・グループとともに

指数を押し下げる要因になりました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

 

シカゴのCME日経平均先物は続落して、

12月物は前営業日比65円安の2万0200円で引けました。

大阪取引所の終値を20円上回りました。

 

SGX日経平均先物は小幅に買いが先行してスタート、

75円高の2万245円で寄り付きました。

日本平均は円安傾向が進む為替市場の影響で

買いが先行してスタート、

142円98銭高の2万0439円43銭で寄り付きました。

 

ドイツ連邦議会(下院)選挙結果でメルケル首相の勝利がきまり、

為替市場で円安・ドル高が進行しました。

輸出関連の大型主力銘柄が買われて指数を押し上げるスタートでしたが、

上値は重く、118円高の2万414円で午前中の取引を終えました。

 

後場に入ると利益確定の売りが先行して、

上げ幅を縮小、101円高で本日の大引けを迎えました。

始値を下回ったものの2年1カ月ぶりの高値を付けたことで

市場はまだ強気を維持しています。

 

ゴム製品、情報・通信業と医薬品が買われ、

直近動きが好調だった銀行・保険など金融銘柄が売られ、

不動産業も利益確定の売りが進みました。

 

様子見ムードが強い中商いは前日よりさらに減り、

東証1部の売買代金は概算で2兆1452億円、

売買高は15億2992万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1499、

値下がりは413、変わらずは116銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上下ひげを持つ陰線を形成、

高値と安値を切り上げて、形では上昇になりました。

ボリンジャーバンドの+2σにまたがって上に向かう動きは継続、

9/21より高値止まりで持ち合いに入ったと解釈できる形です。

 

ここから上に抜けるとさらに強い動きになりますが、

明日は権利落ち後の売りで下げることが考えられるので、

短い期間での調整は考慮する必要があります。

 

しかし、スプラッシュは終了したものの

+2σを押し上げながら+2σと+1σの間で推移する

バンドウォークは継続、一目均衡表でも三役好転は継続しているので、

強い相場が継続しているのは疑う余地がありません。

 

下値は堅いと判断した上で、RSI,サイコロジカルラインなど

オシレーター系の指標は高い水準の割高サインを出しているので、

一時の急落には備える必要があります。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

本日も大型・主力銘柄が頑張ってくれました。

「基本、大型に焦点を当てる投資戦略は変更ありません。」と

先週末の投資戦略では解説をしましたが、

その戦略には間違いはありませんでした。

 

後場に入って様子見の要因になった選挙関連では

16時以降、ニュースがでました。

首相は午後6時に首相官邸で記者会見に臨む予定で、

その内容によっては市場に売りの圧力がかかる可能性もあります。

 

しかし、選挙宣言直前まで山積したあらゆる人物の不祥事に対して

マイナスイメージを払しょくするための選挙なので、

株価を下げるような内容は含まれない可能性が高いと言えます。

 

市場で騒がれるのは政策関連、中でも幼児教育無償化など、

誰にでも受けがいい政策関連銘柄なので、

選挙期間中の短期間で投資材料として取り込むのはよいでしょう。

 

ただし、その材料が長続きするとは決して思わず、

短期の利益取りと割り切ってアプローチするのが賢明でしょう。

基本戦略は大型・主力・輸出関連に注目して

年末相場に挑むことです。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

20,397.58     +101.13     +0.50%

NYダウ(ドル)

22,349.59     -9.64      -0.04%

ドル(円)

112.27-28     +0.27円安    +0.24%

ユーロ(円)

133.69-73     -0.62円高    -0.46%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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