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2017年9月19日の日経概況

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2017年9月19日の東京株式市場は大きく続伸しました。

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終値は前営業日比389円88銭(1.96%)高の2万0299円38銭でした。

6月20日以来、約3カ月ぶりの年初来高値更新です。

国内と海外からの材料がタイミングよく出てきました。

国内要因としては10月に総選挙実施の観測が浮上したこと、

海外要因は米国長期金利上昇による円安でした。

先週は週後半にかけて「2万円を伺う展開を期待してみても

いいのではないでしょうか。」と観測しましたが、

早速初日から実現してしまいました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は日本の休みを含めて7日続伸になりました。

ダウ工業株30種平均は7日続伸して

前営業日比63ドル01セント(0.3%)高の2万2331ドル35セント、

ナスダック総合株価指数も続伸して、

前営業日比6.172ポイント(0.1%)高の6454.639で取引を終えました。

 

ダウ工業株30種平均は5日連続で過去最高値を更新する

驚異的な強さをみせました。

過熱気味が懸念されながらも、上昇トレンドに乗せていく

外国人トレーダーの特徴を生かし、

さらに上昇を続けています。

 

北朝鮮問題が再び緩和されることで投資家心理が改善、

金利の上昇は金融銘柄への買いを誘発しました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

 

シカゴのCME日経平均先物は続伸して、

12月物は前営業日比150円高の1万9990円で引けました。

大阪取引所の終値を200円上回りました。

 

SGX日経平均先物は小幅に買いが先行してスタート、

25円高の1万9970円で寄り付きました。

日本平均は休み中に続く米国株の上昇、

為替市場の円安傾向など、外部要因が改善され

大きく買いが先行、

218円68銭高い2万0128円18銭で寄り付きました。

 

円安を受け輸出関連の大型銘柄、

米国金利上昇で買われた金融銘柄の動きが日本にも影響して

銀行、保険などが買われた他、石油・石炭製品などが大きく買われました。

 

111円台に進んだ円安が後押しする中、

上げ幅は拡大し、300円に迫る288円高の2万197円で

前場向けを迎えました。

 

後場寄りでは一段高になり、上げ幅300円超えてから

14時を過ぎるところでは400円超えの上昇幅まで見せました。

引けにかけて389円高に収縮はしましたが、

直近の節目をすべて超えてしまう強い1日でした。

 

取引は一気に3兆円超えで、

東証1部の売買代金は概算で3兆1059億円、

6月16日以来の高水準でした。

東証1部の売買高は20億4459万株、

東証1部の値上がり銘柄数は1679と全体の8割強、

値下がりは279、変わらずは70銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は大きく上放れして、窓を開けながら

短い上下ひげを持つ陽線を形成しました。

節目と思われていた2万円を1日で抜けて、

長い持ち合いからの下落気味を一気に解消しました。

 

ボリンジャーバンドの+2σを飛び出して

トレンドが短期的に爆発した勢いになったので

早速過熱感が意識されるようになりました。

 

上を抑えるテクニカル指標になる一目均衡表の雲も上にぬけて、

遅行線も日足の上に抜けてきたので、

1日だけで三役好転を成立させてきました。

 

ファンダメンタルの支援次第ではさらに上昇する余地があるので、

明日はさらに高値を抜けて上昇するかが注目されます。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

先週末は「19-20に予定されているFOMCに向けて、

様子見が続いた後、週後半に2万円を伺う展開になると予想」していると

解説しました。

 

ある意味、いい意味での裏切りです。

本日で直近の壁になりやすいところをすべて乗り越え

2万円台に乗せると同時に、年初来高値も更新してきました。

 

先週の強い動きを覚えている間、

連休中にも米国市場は最高値を更新し続け、

107円台まで進んでいた円高は111円を超え、112円に迫る劇的な円安など

後押し材料がタイミングよく揃った結果です。

 

このような強い動きが出てから日本の投資家と外国人の姿勢が

わかりやすく分かれます。

午後に入ると、市場を先導する買いは外国人で、

日本の投資家は「過熱しそうなので、持っているポジションを売るか、

空売りを検討したい」、いわゆる逆張りに走ります。

 

備えあれば憂いなし、という考え方であるというのもありますが、

強い時はさらに強くなる市場の性質を利用して、

買いで市場に乗るタイミングです。

 

しかし、FOMCの結果待ちをしたいという心理が欧米にも広がって

今夜の動きに反映されると、日本も明日は様子見ムードになりやすいでしょう。

大事なのは、これが上昇トレンドの終わりだと錯覚しないことです。

 

現在の位置でも出遅れが鮮明な業種をピックアップしてみました。

PERとPBRで低評価されている銘柄を並べてみると、

PER面では建設関連、PBRでは銀行系がまた出遅れています。

 

様子見が終わって次の上昇に入る時は

検討してみて業種です。

 

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【各市場の動き】

 

 

日経平均(円)

20,299.38    +389.88    +1.96%

NYダウ(ドル)

22,331.35    +63.01    +0.28%

ドル(円)

111.62-63    +0.92円安   +0.83%

ユーロ(円)

133.81-85    +1.85円安   +1.40%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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