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2017年9月15日の日経概況

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2017年9月15日の東京株式市場は反発しました。

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終値は前営業日比102円06銭(0.52%)高の1万9909円50銭でした。

朝方は先物の下落やミサイル発射への懸念から小幅下落スタートでしたが、

北朝鮮の影響は限定的で、間も無く上昇に浮上しました。

節目となる19,900円を突破して2週間ぶりの陽線引けになった今週の動きに

来週の材料もポジティブな結果になる場合、

2万円を伺う展開を期待してみてもいいのではないでしょうか。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は大幅5日続伸と反落になりました。

ダウ工業株30種平均は5日続伸して

前営業日比45ドル30セント(0.2%)高の2万2203ドル48セント、

ナスダック総合株価指数も4日ぶりに反落して、

前営業日比31.104ポイント(0.5%)安の6429.084で取引を終えました。

 

ダウ工業株30種平均は3日連続で過去最高値を更新、

ナスダック総合株価指数は上昇が減速しました。

ダウ工業株30種平均も5日続伸という要因で、

上値は次第に重くなっています。

 

前日に続きNYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)で

原油先物相場が4日続伸 、エネルギー関連銘柄に買いが集まった他、

実体がいつ出てくるかわからない税制改革への期待感も

相場を押し上げました 。

 

材料が出尽くしたと判断されたアップルが継続して売られることで

ナスダックには反落がでました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

 

シカゴのCME日経平均先物は小幅に反落して、

12月物は前営業日比10円安の1万9735円で引けました。

大阪取引所の終値を45円上回りました。

 

SGX日経平均先物もシカゴの動き同様、売りが先行してスタート、

25円安の1万9645円で寄り付きました。

日本平均は朝方のミサイル発射があったものの、

限定的な反応を見せ、13円64銭安の1万9793円80銭で寄り付きました。

 

寄り付いた後は、海外から買いが入ることで上昇に転じ、

一進一退を繰り返しながら、

19円高の1万9826円で午前中の取引を終えました。

 

為替市場で一段と円安が進んだ結果、

100円高で後半を始めた後、120円以上の上昇までみせましたが、

少し落ち着いて102円高で今週の取引を終えました。

 

直近の活況ぶりを反映して証券・商品先物取引業が上昇、

ガラス、鉱業、精密機器などが上げました。

一方、鉄鋼、陸運、電気・ガス業は厳しい動きになりました。

 

取引は前日より小幅に増加、

東証1部の売買代金は概算で2兆8921億円、1カ月半ぶりの高水準でした。

売買高は19億8644万株、東証1部の値上がり銘柄数は1363

値下がりは563、変わらずは101でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上下ひげを持つ陽線を形成しました。

前日の日足より高値は切り上げ、安値は切り下げる持ち合いの形で

週後半3日間の日足をすべて包む迷いのサインが出ました。

 

終値がボリンジャーバンドの+2σを超えて終わりましたが、

高値では下雲の上辺をタッチしてから戻り、

一つの抵抗として意識される可能性を見せました。

 

本日の高値を抜けて、上昇すると雲抜けで

強気に地合いが発展する可能性があります。

逆に本日の安値を切り下げながら下落すると

下げが加速する形になり、25日線までの調整は考えられます。

 

週足では2週間ぶりの陽線、トレンド転換した形になります。

26週移動平均線が支えてくれた形になっていますが、

来週はこの陽線まで抜けて上に行って欲しいところです。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

「市場は落ち着いている、下値が支えられる」

今朝の動きをみて受けた印象です。

北朝鮮は大人しくじっとして制裁を受け入れる国ではないという見解は

今週話しましたが、1週間以内に早くもやってくれました。

 

韓国の感情のように、ミサイル慣れしてきた面もありますが、

実は前日より発射の兆候があるとのニュースが流れており、

市場はすでに身構えていた結果も反映されているでしょう。

 

同様に韓国(+0.35%)、台湾(+0.25%)など

アジア市場の主要な取引所は平安を保っています。

19,900円の節目にきた日経、来週はどのような動きになるでしょう。

 

来週は様子見の後、2万円を伺う展開になると予想しています。

まず、材料から判断してみましょう。

話題になるイベントと指標が数多く準備されています。

全世界的に注目されるのは19-20に予定されているFOMC 、

20日は景気見通しについてイエレンFRB議長の会見が予定されています。

 

バランスシートの縮小(資産縮小)は市場にほぼ織り込み済みなので、

新たな材料にはなりませんが、

米国景気に対する固い見通しが発表され、

緩やかな利上げペースへの確信が進めば、

円安基調は継続するとみていいでしょう。

 

日本は3連休明けの19日朝から取引がスタートするので、

同日は様子見になりがちです。

国内要因は20-21の日銀金融政策決定会合、

21日には黒田総裁の会見も予定されています。

 

さらに19日には米国の8月住宅着工件数、

4-6月期経常収支、8月輸出入物価などの指数発表が予定されており、

イエレン議長の会見と共に景気の見通しを判断する重要な材料になります。

 

今週後半の動きでは円安を背景に自動車などの輸出・大型銘柄に

資金がシフトしましたが、

来週はFOMCの結果が円安を支えるとすると、

引き続き自動車、部品などの

輸出関連企業に引き続き注目してみる価値があるでしょう。

 

楽しい3連休をお過ごしください。

 

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【各市場の動き】

 

 

日経平均(円)

19,909.50    +102.06     +0.52%

NYダウ(ドル)

22,203.48    +45.3      0+0.20%

ドル(円)

110.47-48    +0.07円安    +0.06%

ユーロ(円)

131.64-68    +0.21円安    +0.15%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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