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2017年9月12日の日経概況

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2017年9月12日の東京株式市場は大幅に続伸しました。

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終値は前営業日比230円85銭(1.18%)高の1万9776円62銭でした。

2日間の上昇幅は500円を超え、8月8日以来、

約1カ月ぶりの高値を付けました。

注目されていた国連安全保障理事会による北朝鮮への制裁は

米国の案が緩和されながら採択され、軍事衝突の懸念が後退しました。

ヘリケーンの影響も限定的との見方から、

投資家心理が一気に好転しました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は大幅に続伸しました。

ダウ工業株30種平均は大幅に続伸して

前営業日比259ドル58セント(1.2%)高の2万2057ドル37セント、

ナスダック総合株価指数は大幅に反発して、

前営業日比72.072ポイント(1.1%)高の6432.264で取引を終えました。

 

北朝鮮を巡っての緊張が和らいだことにより

投資家心理が改善しました。

また、フロリダ州に接近していた「イルマ」の影響は限定的とお判断だれ

厳しい動きに余儀なくされていた損保銘柄を中心に

買いが入ることで、上昇幅は大きくなりました。

 

米国をめぐる情勢の落ち着きから、

為替市場ではドル買い・円売りが加速

109円台に入りました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

 

シカゴのCME日経平均先物は大幅に反発、

12月物は前営業日比400円高の1万9550円で引けました。

大阪取引所の終値を140円上回りました。

 

SGX日経平均先物は小幅に買いが先行して

95円高の1万9525円で寄り付きました。

日本市場は前日の米国市場が大きく上昇し、

為替市場では円安が進むことなどを受け、

大きく買いが先行、190円37銭高の1万9736円14銭で寄り付きました。

 

最大の懸念事項だった北朝鮮関連のリスクは

米国の制裁案から原油関連の制裁を除いた「緩和案」で採択、

投資家心理が好転しました。

 

午後14時を過ぎると250円の上昇幅まですすみましたが、

過熱感を若干解消する230円高で本日の取引を終えました。

保険・証券などの金融銘柄が上昇率トップ2で、

銀行業も10以内に入る活発な動きになりました。

一方、33業種の中、建設業のみが下落しました。

 

取引も活発になり、前日の2兆円割れから一転、

東証1部の売買代金は概算で2兆2254億円、

売買高は16億5476万株でした。

東証1部の値上がり銘柄数は1503、

値下がりは447、変わらずは76銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は2日連続で大きく窓を開けながら上放れしてスタート、

そのまま上昇して終わる陽線を形成しました。

前日は抵抗になると予想されている25日線をタッチして止まったことから

反対方向への反落が懸念されましたが、

その心配を1日で払拭して上昇しました。

 

前日は「現在の下げトレンドをぬけだすためには、

本日の高値を超えて、19,662円に位置する基準線も突破することが必要です。

どちらかに捕まると、高値の切り上げだけを残しながら、

下げが加速する恐れがあります。」と解説しましたが、

始値ですでに一目均衡表の基準線を超え、

75日線を射程に入れる位置まで進みました。

 

短期の過熱感が出やすいことや、75日線が近いことは

抵抗に会う確率を高めるので、短期ではありますが、

利益を固める注文をしっかり設定しておきましょう。

75日線を越える場合、今度は変化日を過ぎて、

雲が下グモに入れ替わるので、再び抵抗にあうことに警戒が必要です。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

この2日間でお祭り騒ぎのような上昇になっています。

500円を越える上昇幅で、8/8以降の高値を記録、

強気になりたいところでもあります。

 

今夜の米国市場の動向にもよりますが、

明日は前半上昇、後半から上値の思い展開を予想しています。

北朝鮮の地政学リスクが緩和されたことで

米国市場が大きな変調を見せない限りは、

しばらく上昇する余地があります。

 

問題は19,900円付近に接近してからです。

6/2以降のチャートをみればわかる通り、

日足がびっしりと並び、この価格帯に戻り待ちの売りが待っています。

 

ここに近づくと達成感と戻り待ちの売りが出て、

上値が重くなる可能性が高いでしょう。

また「上昇」というポジティブの見方に対して注意したいことは、

北朝鮮の地政学リスクが消えたわけでもなんでもないということです。

 

肝心な原油禁輸関連の制裁が入ってないことで

北朝鮮の強い反発は入りませんでしたが、

米国との衝突可能性、挑発行為の再開可能性などは

常に残されています。

 

この2日で空売りポジションはほとんど解消、

短期の買いも調整入りに備える必要があります。

アップルの動向により電気・精密部品、半導体関連が

ボラティリティ高く動き可能性があるのも念頭に入れておきたいところです。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

19,776.62    +230.85     +1.18%

NYダウ(ドル)

22,057.37    +259.58    +1.19%

ドル(円)

109.53-58    +1.11円安   +1.02%

ユーロ(円)

131.15-19    +0.90円安  +0.69%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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