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2017年9月11日の日経概況

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2017年9月11日の東京株式市場は大幅に反発しました。

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終値は前営業日比270円95銭(1.41%)高の1万9545円77銭でした。

米国市場は小幅で反発、日経は先週末までの下落で自律反発のタイミングに

きていることで、大きく買いが入りました。

また、為替市場で先週 107円まで進んだ円高が

108円台に入ってきたことも大型・輸出関連銘柄の買いを誘いました。

テクニカル的な形では、抵抗にあっているので、

注意が必要な流れの中、本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は小幅に反発しました。

ダウ工業株30種平均は小幅の反発で

前営業日比13ドル01セント(0.1%)高の2万1797ドル79セント、

ナスダック総合株価指数は3日ぶりに小幅に反落して、

前営業日比37.677ポイント(0.6%)低い6360.192で取引を終えました。

 

ハリケーン「ハービー」に続いて、

フロリダ州に接近している「イルマ」の影響を見極めたい

様子見の雰囲気が強く、上か下か、方向性を掴むのが難しい動きでした。

 

新製品発表への期待で買われていたアップルは

織り込み済みの気配が見えることから、下落、

主力株の一角、アマゾン・ドット・コムも売られました。

 

ハリケーンの影響は懸念されますが、

復興需要が発生するから下支えは存在し、

大きな下げには至りませんでした。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

 

シカゴのCME日経平均先物は続落、

12月物は前営業日比120円安の1万9150円で引けました。

大阪取引所の終値を10円上回りました。

 

SGX日経平均先物は大きく買いが先行して

145円高の1万9295円で寄り付きました。

日本市場は円高傾向が一服、為替市場で108円台に

円安に振れたことや北朝鮮のリスクが和らいだことを受け、

買いが先行、166円57銭高の1万9441円39銭で寄り付きました。

 

先週末まで大きく売られていたことへの

自立反発も加わり、上げ幅を拡大、

10時前後には250円高まで進みました。

 

午前の取引を266円高で終えたあと、

午後はこの終値を挟んでの動きになって、

270円高で本日の取引を終えました。

 

ゴム、電気製品を始め、医薬品、金属製品などが上昇、

倉庫、工業などの内需型銘柄に売りが広がりました。

 

東証1部の売買代金は概算で1兆9899億円、

2兆円を割り込みました。

東証1部の売買高は14億9864万株、

東証1部の値上がり銘柄数は1617、

値下がりは331、変わらずは78銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は大きく窓を開けながら上放れしてスタート、

短い上下ヒゲを持つ陽線を形成しました。

高値では抵抗になると予想されている25日線をタッチ、

引けにかけて、若干戻して終わったことで、

抵抗として作業していることを印象づけました。

 

9月1日には25日線にまたがった陰線を形成してから、

大きく3日続落しました。

今回はまたがってはいませんが、節目として意識される25日線に

ふれたことで、ここから下げ出すと、9/1の動くと同様のパターンを

繰り返すことも考えられます。

 

現在の下げトレンドをぬけだすためには、

本日の高値を超えて、19,662円に位置する基準線も突破することが必要です。

どちらかに捕まると、高値の切り上げだけを残しながら、

下げが加速する恐れがあります。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

懸念していた週末の動きは無事に通過することができました。

昨年の同日には核実験を行った9日の建国記念日に、

北朝鮮の挑発行為は見られませんでした。

 

もちろん、これで北朝鮮に絡むリスクが消えたわけではありません。

一時的に落ち着いただけで、さらにセンシティブな問題が待っています。

北朝鮮に対する国連安全保障理事会の追加制裁決議案です。

 

ニューヨーク時間11日午後の採決予定になっているこのイベントによって

地政学リスクは再び高まる可能性が残されています。

米国が提示した厳しい内容に中国・ロシアはもちろん消極的な態度、

米国が採決に向けて内容を緩和している様子ですが、

独自の軍事行動にでる可能性も消えた訳ではありません。

 

地政学リスクが急激に高まることによって再び円高が進むことも考えられますが、

思ったほど深刻なことにならない場合は、

空売りしたポジョンへの買い戻しが一気に進むことになるので、

利益が乗ってきた空売りのポジションはそろそろ利益確定を考えていいでしょう。

 

注目業種は軟調な動きが続いたパルプ・紙、ガラスとゴム製品。

先にゴム製品が動き出したのでそれ以外の業種にも注目してみましょう。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

19,545.77   +270.95     +1.41%

NYダウ(ドル)

21,797.79    +13.01    +0.05%

ドル(円)

108.43-44    +0.69円安  +0.64%

ユーロ(円)

130.24-28   +0.43円安  +0.33%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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