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2017年7月14日の日経概況

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2017年7月14日の東京株式市場は小幅に続伸しました。

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終値は前営業日比19円05銭(0.09%)高の2万0118円86銭でした。

112円まで進んだドル・円の動きが113円台の円安に振れ、

米国市場の最高値更新が好感され、買いが進みました。

3連休の前なので、商いは再び2兆円割れで

下値が限定的であることを確認して今週の取引を終えたことに

意味のある1日でした。

決算のスタートや政策会合など材料が多くなる来週に備えて、

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

前営業日の米国市場は続伸して連日で史上最高値を更新しました。

ダウ工業株30種平均は小幅に上昇して、

前営業日比20ドル95セント(0.1%)高の2万1553ドル09セント、

ナスダック総合株価指数も続伸して、

前営業日比13.266ポイント(0.2%)高の6274.437で取引を終えました。

 

ナスダック総合株価指数は6月8日以来の高値で引けました。

ダウ指数は朝方、小幅下落する場面もみられ、

上昇幅から考えると、方向感の欠ける動きだったと判断できます。

 

イエレン議長の発言が影響力を持ち続け、

利上げのスピードが緩くなるとの思惑から

株式市場への資金流入見通しが好感され、買いが入りました。

 

アップルやフェイスブックなどハイテク関連銘柄が活気付き、

特にフェイスブックは史上最高値を更新しました。

連日の買いから米国市場にはそろそろ割高感が

漂い始めています。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

シカゴのCME日経平均先物は小幅に反落して、

9月物は前営業日比25円安の2万0115円で引けました。

大阪取引所の終値は35円上回りました。

 

SGX日経平均先物は買いが先行してスタート、

25円高の2万0115円で始まりました。

日本市場は前日の米国市場が再び最高値を更新したことや、

円安の流れを好感して58円11銭高の2万0157円92銭で寄り付きました。

 

上げ幅の拡大に至らず、前場を45円高の2万144円で引けた日経は

午後に入ると連休前の様子見ムードまで入って、

値動きがさらに鈍くなり、19円高で本日の取引を終えました。

 

機械・鉄鋼、輸送用機器が値を伸ばし、

小売、水産などの内需型銘柄には売りが広がりました。

 

東証1部の売買代金は概算で1兆9863億円、

3日連続の2兆円割れ。売買高は20億4329万株でした。

東証1部の値上がり銘柄数は1241、

値下がりは635、変わらずは147銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上下ひげを持つ短陰線を形成しました。

前日の日足からは高値を切り下げ、安値は切り上げる、

持ち合いの形になりました。

まだ迷いが強いサインを出していますが、

安値を切り上げていることだけでも慰安材料にはなります。

 

このまま続くと、持ち合いから下か上に一回抜けて

同方向に向かって強いトレンドが発生します。

ただし、米国市場など、多くの指標が過熱・調整局面のサインを

出していることから必ずしも上には振れないので、

下に振れる際の対策も必要です。

 

基準線が転換線をゴールデンクロスして

地味な三役好転が成立しているので、

安値を大きく切り下げるような動きにもなりにくいと予想されます。

 

週足レベルで2週連続の陰線から、トレンド転換をしながら

陽線を形成、5/12の週から始まる持ち合いの相場の中に

止まりました。持ち合い範囲の大きさから

当分はこの中で推移することと考えられます。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

今週は下値が固く、上値を追って行く準備ができた

一週間でした。

イエレン議長の証言で米国市場は最高値を更新、

為替市場では円高が進行、上値を押さえられる場面が週後半に見られました。

 

来週も堅調な動きが予想されます。

月曜日が祝日で4日の相場で盛り上がるには難しいですが、

下値を割り込み大きく下げるような動きにもなりにくいでしょう。

 

これから注目されるのは第一四半期決算の発表です。

日本企業は継続して堅調な業績が予想されています。

来週を無難に通過し、再来週から決算を反映して一進一退はしながらも

上を目指して行く動きになると予想できます。

 

来週はその準備をする週間になりますが、

大きく円高に進むような要因がなければ、2万円台をキープしながら、

トレンドの発生している業種に継続して買いが続くでしょう。

 

前日は「円安に振れる動きを想定するなら、

短い調整に入った自動車関連・部品・素材には

引き続き注目です。」と伝えましたが、

来週も注目セクターはこれらの輸出・景気敏感業種です。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

20,118.86    +19.05    +0.09%

NYダウ(ドル)

21,553.09    +20.95    +0.09%

ドル(円)

113.30-31   +0.18円安   +0.15%

ユーロ(円)

129.14-18    -0.06円高   -0.04%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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