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2017年6月20日の日経概況

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2017年6月20日の東京株式市場は3日続伸しました。

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終値は162円66銭(0.81%)高の2万0230円41銭でした。

終値ベースでは大きな意味のある動きで、

2015年8月18日以来、約1年10カ月ぶりの高値を記録しました。

上昇の要因もポジティブな要素の重なりで

米国市場の上昇、為替市場の円安、商いの上昇が

一緒に現れています。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

前営業日の米国市場は上昇して、続伸と反発になりました。

ダウ工業株30種平均は続伸して、

前営業日比144ドル71セント(0.7%)高の2万1528ドル99セント、

ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発して、

前営業日比87.255ポイント(1.4%)高の6239.013で取引を終えました。

 

ダウ工業株30種平均は最高値を連日更新、

ナスダックは幅のある上昇で、テクニカル的に意識される

節目を超えてきました。

 

日本をはじめ、世界の株式市場が上昇傾向になること、

先週まで売られていたハイテク株に買いが戻ったことなどが

市場を最高値まで引き上げました。

S&P500種株価指数も0.8%高で、

1週間ぶりに過去最高値を更新しました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

6月19日のCME日経平均先物は続伸、

前日比210円高の2万0130円で引けました。

2万円台を回復しました。

SGX日経平均先物も3桁の上昇幅でスタート、

105円高の2万0135円で始まりました。

 

日本市場は米国市場の上昇で最高値更新、

為替市場の円安傾向まで手伝い、買いが先行しました。

166円37銭高の2万0234円12銭で寄り付き、

機械や電気機器など、輸出関連株に買いが広がりました。

 

午前中に年初来高値を更新して、

上げ幅は200円を超える場面もあり、

219円高の2万0287円で前場引けを迎えました。

 

14時過ぎまで200円超の上昇幅で維持した後は、

利益確定に抑えられ、162円高で本日の取引を終えました。

化学、機械、電気機器などが上昇率の上位を占め、

不動産、電気・ガス業、水産などの内需方には下げが目立ちました。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆5192億円、

2兆円切れの前日から一変、商いも活発になってきました。

売買高は18億3654万株、

東証1部の値上がり銘柄数は1532、

値下がりは389、変わらずは99銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は長い上ひげを持つ陰線を形成しました。

前日の終値から大きく離れてスタート、

ボリンジャーバンドの+2σを一気に超えてきました。

 

形では高値まで買われた後、値段が戻った後は

始値まで割り込む形で、天井を示唆する形として

解釈されるものです。

 

約1年10カ月ぶりの高値を達成、形上も変調をきたすことから、

明日は達成感も反映した下げがある可能性が高いでしょう。

しかし、本日作られた窓が埋まるまでは、

調整が入ってもおかしくなく、悲観する必要はないでしょう。

 

むしろ、本日の高値を超えて上昇する場合は、

上に向かっての動きはさらに軽くなる可能性があります。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

本日は節目になるところの突破、

午後から失速という動きになりましたが、

外部環境の改善とともに、投資家の心理が改善したことが

市場を押し上げました。

 

3兆円には届きませんでしたが、前日の2兆円割れから考えると、

悲観するほどの閑散相場とも言えません。

前日は新興市場にモメンタムがあると解説しましたが、

本日はマザーズがマイナスになり、

大型・主力の銘柄に資金がシフトする動きが見られました。

 

また、米国市場での利益を背景に日本株に対しても

リスクオンの姿勢になる外国人投資家の買いも入るので、

割安に放置されていた大型株、

その後は新興市場の調整が終わり、トレンドが転換するタイミングで

再び新興市場狙い、このような順番で構成比を考えて行きます。

 

明日は反落も考えられますが、急いで空売りのポジションを

大きくとるような行動は懸命ではないでしょう。

 

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【各市場の動き】

 

 

日経平均(円)

20,230.41   +162.66  +0.81%

NYダウ(ドル)

21,528.99   +144.71  +0.67%

ドル(円)

111.60-61   +0.49円安  +0.44%

ユーロ(円)

124.46-50   +0.08円安  +0.06%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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