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2017年6月19日の日経概況

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2017年6月19日の東京株式市場は続伸しました。

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終値は124円49銭(0.62%)高の2万0067円75銭でした。

6営業日ぶりに2万円を超えてきました。

心理的な節目を再び突破したのはポジティブな材料として受け止められます。

円高の動きが一服し、売りが目立っていたハイテク関連に

押し目を拾う動きが入ったことで上昇しました。

自律反発の範囲なので、まだ上昇モードへの本格突入とまではいきませんが、

下値が固いことは確認できました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

前営業日の米国市場は前営業日と同様、まちまちな動きになりました。

ダウ工業株30種平均は反発して、

前営業日比24ドル38セント(0.1%)高の2万1384ドル28セント、

ナスダック総合株価指数は3日続落して、

前営業日比13.743ポイント(0.2%)安の6151.758で取引を終えました。

 

ダウは最高値を更新しましたが、ナスダックは売りに押されました。

原油安が下げ止まりの動きを見せたことで

石油関連銘柄に買いが入ったことが相場を牽引しました。

 

しかし、小売業種に競争激化が懸念され売りに押されることで

上値は重く推移しました。

小売業種の売りを引き出したのはアマゾン・ドット・コム。

 

米国スーパーのホールフーズ・マーケットを

137億ドルで買収すると発表、

ウォルマート、ターゲットなどの小売業に売りが広がりました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

6月16日のCME日経平均先物は小幅の続伸、

前日比50円高の1万9920円で引けました。

SGX日経平均先物は小幅な動きで

9月物は前週末の清算値と比べ5円安の1万9915円で始まりました。

 

日本市場は小幅な動きになったCME, SGXの動きを参考に

小幅の上昇でスタートしました。

始値は前週末比31円04銭高の1万9974円30銭、

米国市場が最高値を更新しましたが、ハイテク銘柄に売りが継続することで

寄り付きから積極的になることは難しかった動きでした。

 

円高の一服も手伝い、買いが進み2万円を超えてくると

投資家心理が改善、118円高の2万0062円で

前場引けを迎えました。

 

午後に入ると高値圏で膠着しましたが、

6営業日ぶりに2万円を突破、終値でも保ちながら

本日の取引を終えました。

 

業種では海運業、石油・石炭製品などが下げ、

その他製品、金属製品、電気機器などの

製造業中心に買いが進みました。

 

東証1部の売買代金は概算で1兆9867億円、

3兆円超えで大商いだった先週末の動きから一転、

5月30日以来の低水準でした。

売買高は14億8469万株、

東証1部の値上がり銘柄数は1414、

値下がりは508、変わらずは97銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は短い上下ひげを長い持つ陽線を形成しました。

高値と安値は切り上げる上昇の形が継続しながら

節目となる2万円を超えてきましたが、

低調な商いが懸念事項として残り、

少しの材料で揺れ動く脆い基盤になっているトレンドを示しています。

 

抵抗になっていた一目均衡表の転換線を超え、

5日移動平均線は上向きに転換しながら25日線とのデッドクロスは

回避することができました。

ボリンジャーバンドも少し上向いてきたので、

商いが増えながら上昇を続けることができるなら、

上値は軽くなる可能性もあります。

 

上値が抑えられるなら6/2の高値、

ここで反転して調整に入るなら、下げの目処は25日線です。

この動きは5/30にも確認されたことです。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

先週末の動画マガジンでも解説しまたが、

今週は国内・国外ともに材料難です。

先週の注目イベントが大きな波乱なく通過できたということが

ポジティブ材料として考えられるくらいです。

 

為替に影響しそうな材料も週末に集中しているため、

前半は一進一退を見せると予想されます。

本日は下げの目立っていたハイテク関連銘柄に

買いが戻ることで上昇幅を広げる場面がありましたが、

2兆円を切る売買代金のボリュームは投資家の消極さが伝わる要素です。

 

このような場面では材料の出た株、

すでに上げている株(つまりモメンタムのついた株)に

さらに買いが進む傾向が強いです。

 

それを反映してジャスダック平均は0.78%の上昇、

マザーズに至っては2.19%の上昇と、

主力の日経を上回る上昇幅を見せています。

 

明確な材料が出るまではこの動きが続く可能性がありますので、

新興株でモメンタムのついている、

直近売られていたハイテク関連の新興銘柄に注目するのが

短期的な投資戦略としては有効でしょう。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

20,067.75   +124.49   +0.62%

NYダウ(ドル)

21,384.28   +24.38    +0.11%

ドル(円)

111.05-06   -0.13円高   -0.11%

ユーロ(円)

124.29-33   +0.13円安   +0.10%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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