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2017年6月14日の日経概況

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2017年6月14日の東京株式市場は小幅に3日続落しました。

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終値は15円23銭(0.08%)安の1万9883円52銭でした。

米国市場が史上最高値を更新したことを好感して、

2万円台に乗せるまで上昇する動きが見られましたが、

FOMCの内容を見極めたい気持ちが先立ち

上値を抑えた後は小幅に売られて引けました。

IT関連銘柄に売りが続いているのは続落の前兆なのか?と不安に思う場合、

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

前営業日の米国市場は反発になりました。

ダウ工業株30種平均は反発して、

前営業日比92ドル80セント(0.4%)高の2万1328ドル47セント、

ナスダック総合株価指数も反発して、

前営業日比44.904ポイント(0.7%)高の6220.369で取引を終えました。

 

下げのきつかったハイテク関連銘柄に資金が戻ってきました。

このままの動きになると短い調整で終わる可能性があります。

米財務省が12日に発表したドッド・フランク法刷新の報告書では

規制緩和について多く触れていることから、

金融株に対する心理が改善、買いが入りました。

 

アマゾン、アップル、フェースブックなど、

直近利益確定に押されていたハイテク関連株に早くも

押し目買いが入り、投資家心理が改善したのも反発の要因です。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

6月13日のCME日経平均先物は反発、

前日比105円高の1万9915円で引けました。

SGX日経平均先物も小幅に買いが先行して続落のスタート、

前日の清算値と比べ60円高の1万9940円で始まりました。

 

日本市場は前日の米国市場が反発した流れを引き継ぎ買いが先行、

前日比75円81銭高の1万9974円56銭でスタートしました。

前日の下げが大き買った電機関連銘柄に買いが入り、

100円を超える上昇幅で2万円超えを見せる場面もありましたが、

FOMCを前にしてはやはり上値が重く、

20円高の1万9919円で前場引けを迎えました。

 

午後に入っては前場の終値を挟んでの様子見ムードで、

変動幅は狭く、直近の調整が一服した印象を残しながら

本日の取引を終えました。

 

朝方は上げを主導していた電機、金融関連が

午後に入ってから失速、

原油先物の下落が鮮明になるにつれ、

前日は上昇率首位だった石油・石炭製品業種に大きく売りが出ました。

 

様子見ムードを反映して商いは低調、

東証1部の売買代金は概算で2兆2075億円、

売買高は17億127万株でした。

東証1部の値下がり銘柄数は1082、

値上がりは774、変わらずは162銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上下ひげを持つ短陰線を形成しました。

高値と安値は前日の日足を切り上げる上昇で、

直近2つで下げ止まり、本日でトレンド転換したことになります。

 

安値が明確に25日移動平均線から離れ、

一目均衡表の転換線も押し上げて、

綺麗なトレンド転換を見せましたが、

陰線引けというのはすっきりしない気持ちが残ります。

 

上昇トレンドに戻ることを確認するには

本日の高値を超えて、金曜日まで上昇、

週足で陽線を形成するのがいいポイントになります。

 

下げの目処になっていたポイントで切り返してくれたのが

ポジティブ材料で、FOMCの結果も揃うと

トレンド転換する銘柄を中心に積極的に買いを仕掛けたいところです。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

明日は世界が注目するFOMCの結果、イエレンFRB議長の会見が

明らかになり、それに対する反応が確認できる日です。

本日動きのあった業種はFOMCを前にして為替の変動に左右されない

ディフェンシブ・内需関連銘柄です。

 

今回の利上げはすでに織り込み済で、今更円安を期待して

ドルを買い集める動きが見られない、円安になりにくいと

みている投資家の方が大勢いるということを意味します。

 

今週に入って一貫していっていることですが、

関心が集まるのはむしろ「今後」に関する発言の濃淡でしょう。

利上げのスケジュールなどに関して具体的な発言な

どれくらいのレベルで出てくるのかというのが

円安を後押しする材料になります。

 

テクニカル的にはトレンド転換した日経ですが、

まだ高値を抜けて上にシフトし始めたとは言えないので、

明日はしっかり上を目指す動きになるのかを確認して行きます。

 

前日取り上げた不動産業種には再び調整に入りましたので、

調整終了・上に転換するところで入るチャンスが生まれます。

後は長い時間静まっていた小野薬品<4528>は、

自社株買いを発表して大きく動き出しました。

長い低迷トレンドが終わりになる可能性があるので、

注目してみましょう。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円):19,898.75    -9.83     -0.05%

NYダウ(ドル):21,328.47  +92.80   +0.43%

ドル(円):  110.02-03   -0.21円高 -0.19%

ユーロ(円): 123.37-41   -0.28円高 -0.22%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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