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2017年4月18日の日経概況

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2017年4月18日の東京株式市場は続伸しました。

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終値は63円33銭(0.35%)高の1万8418円59銭でした。

前日の米国市場が大きく上昇し、

為替市場で円高が一服、109円台の円安に進んだことが

投資家心理を改善させました。

200円を超える上昇幅から、早速利益確定を急ぐ動きと

日米経済対話の結果を見極めたいと、様子見が広がり、

始値は割り込んで終わりました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は続落に対する反発として大きく上昇しました。

ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発して、

前営業日比183ドル67セント(0.9%)高の2万0636ドル92セント、

ナスダック総合株価指数も反発して、

前営業日比51.638ポイント(0.9%)高の5856.788で取引を終えました。

 

3日続落して、自律反発になりやすいタイミングに来ていることに加えて、

米国企業の好調な業績発表への期待が継続したことで

買いが進みました。

 

財務長官が景気刺激に関する発言をして、市場に材料を与えて

上げ幅は広がりましたが、

北朝鮮を巡ってのリスクは高まったままであるのが懸念材料として残ります。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

米国市場が183ドルの上昇になったことで

シカゴ日本株先物(CME)は13日に比べ120円高の1万8475円で終了、

SGX(シンガポール)の日経平均先物は155円高の1万8475円で寄り付きました。

 

日本市場はSGXにさや寄せする値の

142円12銭高の1万8497円38銭で寄り付きました。

順調に上昇を続け、200円を超える上昇幅まで見せましたが、

様子見ムードが徐々に広がり上げ幅を縮小、42円高で前場は引けました。

 

後半は地政学的リスクも引き続き意識され、

前日の終値を挟んでの攻防が続いた後、

63円高で引けました。

 

米国市場で金融銘柄が買い戻されたことと歩調を合わせ

そのた金融業、銀行業が上昇率1、2位を占めました。

 

東証1部の売買代金は概算で1兆7744億円、

年初来最低を記録した前日よりは増えましたが、

まだ活況と言えるレベルにはほど遠い状況です。

売買高は15億7522万株、東証1部の値上がり銘柄数は1494、

値下がりは415、変わらずは106銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は短い上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。

高値と安値は切り上げる上昇を記録、前日の安値を直近の安値として

認識させる形を形成しました。

 

高値では一目均衡表の転換線とボリンジャーバンドの-1σが重なるところで

上値を抑えられ、-1σと-2σの間で推移する

下落継続の形であることに変わりはありません。

 

ただし、一回戻りを試す動きにはなっているので、

どこまでを目指すかです。

節目は実体と終値を持って18,500円を超える、

その後は、長い持ち合い下に抜けた18,740円付近です。

 

明日は本日の高値を抜けてトレンド転換の買いを成立させるかが

確認ポイントです。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

やっと下げ止まったという感じが出てきました。

日本のファンダメンタルから考えるとさすがに下げ過ぎという

「鬱憤」に近いものは溜まっていたと考えられます。

 

テクニカル的にはまだ油断を許さない動きが続きますが、

短期的には戻りを試す動きになってもいいのではないでしょうか。

後は本物の上昇に転じてくれるきっかけですね。

 

前日に予告した通り、米国の3月住宅着工件・建設許可件数

及び鉱工業生産・設備稼働率など、

為替市場に影響を及ぼす材料が揃っています。

 

それに加えて、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、

ジョンソン・エンド・ジョンソン、IBMなど

錚々たる顔ぶれの決算発表が予定されています。

 

経済指標の好調ぶりに加えて、企業業績の良さもアピールされると

ドル高に傾く可能性が高く、

ここまで売られ過ぎた銀行など金融銘柄には買い戻しが進む可能性があります。

 

しかし、地政学的リスクがまだ沈静化されない中で、

一時的な材料になる可能性も高く、

テクニカル的にも銀行業などはまだ下げ切ってないサインが強いので、

買っていくとしても短期勝負だと心に決めて挑みましょう。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円):18,418.59     +63.33     +0.35%

NYダウ(ドル):20,636.92    +183.67     +0.89%

ドル(円):   108.78-79   +0.46円安     +0.42%

ユーロ(円):  116.22-26   +1.00円安     +0.86%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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