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2017年3月16日の日経概況

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2017年3月16日の東京株式市場は小幅に反発しました。

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終値は12円76銭(0.07%)高の1万9590円14銭でした。

注目を集めていた FOMCは大きな波乱要因なく、

予想通りに利上げを実施しました。

市場にはすでに織り込みの色が濃く、イエレン議長の講演で

追加利上げのフェーズを早めないとの発言など、

円高に振れたことで一時下げ幅が大きくなりましたが、

押し目買いと外部要因の改善に支えられてプラスに転じて引けました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は反発しました。

ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発して、

前営業日比112ドル73セント(0.5%)高の2万0950ドル10セント、

ナスダック総合株価指数も2営業日ぶりに反発して、

前営業日比43.231ポイント(0.7%)高い5900.047で取引を終えました。

 

予定通り0.25%の利上げを決めたFOMCの結果発表で

大きな波乱要因はなく、上昇で引けました。

原油安の影響で直近下げの目立っていた石油関連銘柄にも

買いが入ることで上昇幅を140ドルまで広げる場面もありましたが、

21,000ドルの節目に近づくと落ち着きながら引けました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

日本の市場は利上げフェーズの加速が否定されたことで

為替市場に円高が広がり、売りが先行しました。

シンガポール(SGX)日経平均先物は125円安の1万9335円で寄り付き、

日経もサヤ寄せで始まり前日比118円68銭(0.61%)安の

1万9458円70銭でスタートしました。

 

前引けまでは続落で、 円高の影響で自動車株などが

軟調な動きになりました。

しかし、押し目買いの意欲も強く、午後に入ると

下げ幅を縮小、日銀のETF買いに対する期待も加わることで

プラスに転じて本日の取引を終えました。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆1590億円、

今年入って2番目の低さだった前日より一転、2兆円を突破してきました。

売買高は17億9651万株、東証1部の値上がり銘柄数は1235、

値下がりは630、変わらずは139銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は前日の日足を包む持ち合いの陽線を形成しました。

朝方は下離れしてスタート、連日のギャップあけが懸念されましたが、

午後から回復して始値を超えたことで、押し目買いが

入っていることを表しています。

 

2016/12/21を上辺のスタートとする三角持ち合いは解消されず、

煮詰まっていることで、ずっと「いずれは大きく動き出す」という

観測が続きましたが、まだ投資家心理が回復していないことで、

煮詰まりが続いています。

 

好調な企業業績を支えに、安値は切り上げを続けているので、

基本上目線でいいですが、年度末相場に向かうことで、

再び様子見ムードが広がることも考えられます。

 

19,600円台をとりあえず抜く、というのが

次の動きを呼び込むキーになりそうです。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

気になるFOMCの結果は大きな変動要因なく、

0.25%の利上げになりました。

前日の解説では利上げが決まると円安・株高がいきなり始まるのでなく、

今後の利上げフェーズを早めるかその速さと深さが要因になると説明しました。

 

解説通り、利上げは決まったものの、

利上げフェーズは据え置かれたことで円高に振れ、

市場も下げで答えるように見えましたが、

欧州の不透明要因の解消や、ETF買いへの期待から押し目買いが入り、

小幅ではありながらプラスで引けました。

 

国内の要因として、日銀は16日の金融政策決定会合で、

金融政策の維持決定、景気判断も従来の判断から変更せず、

据え置きました。可でもなく不可でもない、市場の反応は限定的でした。

 

米国の好調な景気を背景にインフラ投資が拡大するとの期待から

米国市場ではキャタピラーが大きく買われ、

日本側もコマツが3%高で2013年依頼、3年ぶりに3,000円台を回復しました。

 

一方、ここまで値をあげてきた保険を始め、

銀行など金融関連銘柄には売りが膨らみました。

タカ派的に発言内容なら大型・輸出関連に資金を向ける予定にしていましたが、

国内の動きはまだ方向性をかけているので、

今週までは様子見が必要な様子です。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円):19,590.14     +12.76     +0.07%

NYダウ(ドル):20,950.10    +112.73     +0.54%

ドル(円):  113.26-27     -1.43円高    -1.24%

ユーロ(円): 121.56-60     -0.45円高    -0.36%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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