今回の独占記事では米フォーブス誌のコラムニストであり、投資本“101 Ways to Pick Stock Market Winners”でアマゾンのベストセラー作家となったクレム・チェンバース氏が、投資において成功するための5つの“ゴールデン・ルール”を紹介する。
投資を成功させるための5つのルール
クレム・チェンバース
その1 30銘柄のポートフォリオを構築すること
一つの銘柄に全額つぎ込むというアドバイスは無視したほうがいい。ポートフォリオというのはリスクを分散し、自分が選んだ銘柄に値するリターンを平均的に供給してくれる。長い目で見れば、ポートフォリオのリターン率は銀行預金金利をはるかに上回る。
分散型ポートフォリオでは幸運を逃すこともあるが、投資というのは運だけではない。不運と幸運は常に相殺し合うが、少数の銘柄に多額のお金をつぎ込むと不運に全てを奪われるだろう。
その2 30種類の異なる銘柄を保有してない限り一つの銘柄に多額の資金を投資してはならない
どんな株式にも多大なリスクを背負うことは破産する前兆である。経験豊富な投資家も例外ではない。個々の株式の投資額を抑えることによって資本額を安全な位置に置き投資によるストレスを和らげる。30種類以上の銘柄に投資するまでは個々の投資額を控えめにすることをお勧めする。
その3 オンライン上で投資のためのツールを見つける
ADVFNに無料で登録すると数年前までプロのファンド・マネージャーも手にすることのできなかった投資ツールを使用することができる。
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これらの無料サービスはどの株を購入しどのタイミングで売却するか、などの決断を下す助けになる。株式投資で情報収集することが仕事のように感じる人もいるだろう。事実、株式に投資すること自体仕事なのだ。
残念は事に投資は富を築くための近道ではない。その他のお金を稼ぐ手段と同様に集中力と決断力が必要だ。うまくいけば、それは雑務というよりも娯楽のように感じるだろう。
その4 株は必ずチャート分析を通して選ぶ
チャートを使ってお金を稼ぐ方法は、常に新しいものが発明されるが時間が経つとすぐに使えなくなる。これが市場の仕組みである。成功するためには常に新しい方法を見つけることだ。古い手法は必ず効率的市場に食われるだろう。
その5 長期的な投資をする
3年以上保有したいと思う株を購入したほうが良い。トレードを何度も行い、手数料と称して証券会社に無駄にお金を払う必要はないのだ。世界で最も成功している投資家、ウォーレン・バフェットは怠惰こそ投資で利益をあげる有効な手段だと主張している。ゆっくりと着実にレースを進めることが勝利に繋がる。バリュー投資は素晴らしいスキルであり、学んでも損はない。
株式投資でフェラーリが買えるようになる頃には、老いて欲しくなくなっているだろう。しかしそれは悪いことなのか? フェラーリを買うのにどれだけの時間がかかるか考えるより前に、買えるほどのお金を手に入れる別の方法があるのか考えるべきだろう。
株式投資を現在から退職まで副業程度に考えるのなら良い結果を得られるだろう。しかしFXや短期トレードを繰り返していると大やけどしてしまう。
ここで私の公開しているポートフォリオをお見せしたいと思う。タイトル通り「Get Rich Slow (ゆっくり稼ぐ) 」ポートフォリオとなっている。
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